父親たちの星条旗

アメリカが勝った戦争のアメリカ視点のアメリカ製作の映画なのにこの悲壮感はなんなんだろう? 硫黄島の英雄と言われつつも自分自身ではただ旗を立てただけで誉れと思っていない3人の兵士。”国債発行のための広告塔として各地を転々とする姿”と”硫黄島で血と泥にまみれて戦う姿”がサンドイッチのように交互にひたすら淡々と描かれるわけである。そこには栄光やら名誉やらも無く、戦争ってのはナンのためにやってるのだろうとかそんな事を考えてしまったりもする。
爽快感など欠片も無いが見て損は無い映画なのである。

硫黄島からの手紙」も見たくなってきたわけなのであるよ。