我々がこの島を守る一日には意味があるんです!

父親たちの星条旗」につづいて「硫黄島からの手紙」を観て来たわけだが、何かいろいろと容赦ねェ。
自決の表現、赤紙、捕虜の扱い、陸軍海軍の対立、その他いろいろひたすら淡々と戦争ってものがどういうものか突きつけられるわけで。しかも日本人ばかりが日本語で会話して赤紙やら憲兵やらが出てくるのに監督はアメリカ人のクリント・イーストウッドと来たもんだ。
爽快感、カタルシスetc.完璧に排除した淡々とした映画なのに何故こんなに最期まで飽きずに食い入るように観られるのか? 語り継がれるべき戦争映画の傑作の1つになったと思うわけだよ。


 で、それはそれとしてこれ見てる最中、硫黄島で艦砲射撃が降り注ぐシーンで画像が二重にぶれたようになった.最初の内は艦砲射撃の振動を表してる演出なのかとも思ったが、衝撃も遠く響くだけの司令部とか後方のシーンに移ってもぶれは収まらず結局館内のライトが点灯して10分ほど中断。ぶれ始めたちょっと前辺りから再上映となったのだった。起こった瞬間はムカッとなったがこうしてネタにもなったし、無料鑑賞券1枚貰ったのでむしろラッキーかw