大河歴史ギャグ

風雲児たち (1) (SPコミックス)

風雲児たち (1) (SPコミックス)

考えてみりゃ、冲方 丁の作品とはいえチャンバラも何もありゃしない改暦の話を買ってみようと思った原動力の一部は間違いなくこの漫画だな。
幕末の動乱を書こうと思ったらその因縁の初めからとばかりに関ヶ原の合戦まで遡って描き始めて単行本30冊以上かかってやっと幕末にたどり着いたって言うとんでもない漫画だが、江戸の泰平期の話がこんなにエキサイティングで面白いと言うことを教えてくれた傑作なのだよ。実際これ読んでなければ林子平最上徳内のことも知らなかったし田沼意次は未だにタダのワイロ政治の人としか思ってなかったんだろうなぁ。