愛美は、このクラスの生徒に殺されたんです

告白」はすごい!

気ままに携帯を打ち、堂々といじめを行ない、教師の言葉を故意に曲解して勝手に教室を出て行くような学級崩壊気味の中学生の1クラス、教師が淡々と話すのは命のこと、少年法に守られた中学生、HIV、自分の娘の死……

そして娘の死は足を滑らせてプールに転落しての事故死と発表されているが、実は殺されたのだと告白する。そして娘を殺した犯人は少年法に守られて有罪となることのない存在であるこのクラスの二人の生徒だと。


とまあ、予告とか観てた限りではそんな感じの少年問題を扱った社会派な映画だと思ってスルーする気満々だったんだが、ネットの評判見てると「社会派かと思ってたら全然違ったぜ!」と言う評判ばっかだったので俄然興味が出てきたので観てみた。


こりゃ凄ェ期待してた以上に最高に最悪な映画だ。


社会派な雰囲気は微塵もなく、復讐鬼と化した先生の二人への復讐が行われ、その後のクラスの様子が語られるわけだが、その後は是非とも劇場で確認して欲しい。語り部を変えつつキャラの告白形式で綴られるわけだが、最高に最悪な2時間を保証しよう。


まあ、今年の映画でトップクラスに面白いのだが、見たあとの後味の悪さもトップクラスなので見る時は注意すべし。